下呂温泉猟奇殺人〜五角関係殺人事件

下呂温泉猟奇殺人〜五角関係殺人事件

下呂温泉で若い芸者が何人も惨殺された事件

昭和43年に1月14日に岐阜県下呂市で起きた猟奇殺人事件

 

五角関係殺人事件(昭和43年の岐阜県益田郡下呂町湯之島の旅館)

 

五角関係殺人事件とは、

 

昭和43年1月14日(日)

 

岐阜県 益田郡 下呂町(現下呂市)湯之島の旅館でおきました。

 

犯人はY代O治(43歳)

 

東京の妻子、

 

女マッサージ師、

 

芸者 りつ子(20歳)、

 

芸者 三枝子(20歳)であり

 

このうち、殺された被害者は

 

芸者 りつ子
芸者 三枝子である。

 

 

 

温泉芸者を刺殺

 

犯人 別の芸者と心中図る

 

【岐阜】

 

14日正午ごろ、

 

岐阜県 益田郡 下呂町 湯之島の

 

旅館『ニュー吉野』で、

 

前夜泊まった男女客のうち

 

女が刃物で刺し殺され、男が姿を消しているのを

 

旅館の人が見つけ、萩原署に届けた。

 

同署で殺人事件として調べたところ、

 

女は湯之島、芸者置き屋双葉内、芸者 りつ子(20)で、

 

両手を後ろ手に縛られたうえ、

 

下腹をナイフようのもので刺されていた。

 

旅館の従業員の話などから

 

一緒に泊まった男は

 

湯之島、Y代 O治(43歳男性)とわかり、

 

萩原署は Y代を犯人とみて捜していたところ、

 

同日午後4時すぎ、

 

近くのアパートで別の女と心中を図り苦しんでいた。

 

調べによると、この女は

 

芸者 りつ子と同じ置き屋にいる芸者 三枝子(20)で、

 

首を絞められ、頸動脈をカミソリで切られ、

 

出血多量で死んでいた。

 

Y代はガスせんを全開、

 

ガス自殺を図ったもようだが助かり、

 

同署は同4時40分、殺人容疑で逮捕した。

 

これまでの調べでは、

 

Y代が同アパートで 芸者 三枝子と同せいしていたが、

 

最近になって芸者 りつ子と親しくなったので、

 

三角関係を清算するため、

 

芸者 りつ子を殺したあと、

 

アパートに戻って芸者 三枝子を殺し、

 

無理心中を図ったらしい。

 

萩原署の調べによると、

 

Y代は 41年6月、東京に妻子3人を残し、

 

女マッサージ師を連れて

 

下呂温泉に来て同せいした。

 

 

 

間もなく芸者 三枝子と親しくなり、

 

42年末ごろから

 

大岩荘アパートで同居するようになった。

 

さらに近くに住む芸者 りつ子とも深い仲になり、

 

4人の間でけんかが絶えなかった という。

 

Y代は25年、東京文化学院文化部を卒業後に

 

出版会社 『世界社』に就職し、

 

編集の仕事をしていた。

 

34年11月、同社が解散したので

 

西部マイクロ写真工業会社に転職したが、

 

41年3月、肝臓病のため同会社を退社している。

 

その際、熱海で女性マッサージ師と知り合った。

 

この女性に下呂へ来てからもマッサージを続けさせる一方、

 

本人は日晴リネンサンプライスという

 

クリーニング店で経理の仕事をしていた。

 

同年10月、仕事の腕を見込まれて、

 

よし乃の別館に引き抜かれた。


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